Roojai は、自動車保険と医療保険に特化した保険ブローカーです。2016年の創業以来、タイ国内の何十万もの人たちの保険加入、そして契約更新の方法を変化させてきました。

当社の原動力となっているのは、安全な運転と健康的な生活を促進したいという強い願いです。インシュアテック企業として、先端技術の活用や業務改善により、商品の設計から価格、請求手続きに至るまで、あらゆる側面において従来の保険業界に革新をもたらしています。

保険のデジタルイノベーションをリードする

「保険業界には昔からの商習慣が残っており、規制も非常に厳しいです。タイをはじめとする東南アジアの多くの市場では、保険システムは非常に複雑で、加入に手間がかかり、高額かつサービスの質も良くありません」

Roojaiはオンライン保険ブローカーです。お客様との接点や販売チャネルは、ウェブサイト、モバイルアプリ、そしてコールセンターがメインです。同社のミッションは、シンプルかつ手頃な価格で、信頼できる保険を、イノベーションとテクノロジーを通じてお客様に提供することです。

対面での接客はなし、効果的な顧客コミュニケーション

Roojaiでは、顧客が商品を知り最終的に購入にいたるプロセスは、ウェブサイトとコールセンターとの電話のみで完結します。顧客はウェブサイトから見積もりを取得し、そのままオンライン上で購入するか、コールセンターにサポートを依頼できます。全ての販売業務がオンラインで行われるため、Roojaiは非常に早い段階からOmiseと提携し、オンライン決済を活用していました。

「Roojaiのポートフォリオの中で、自動車保険は全販売数の最も大きなシェアを占めています。新規のお客様のうち20％は、 www.roojai.comを通してオンライン上で購入されるのに対して、80％は購入前にサポートチームと電話による相談を希望されます。契約更新時には、この比率が半々になります。当社では、ウェブサイト、モバイルアプリケーション、電話による取引の全てにOmiseを活用しています」

ウェブサイト上での決済

決済フォームをウェブサイトやモバイルアプリに組み込むことで、シームレスな顧客体験を提供しています。Roojaiは最近、主要なカードブランドに加えて、「PromptPay」や、タイでよく利用されている2種類の電子ウォレット「Rabbit LINE Pay」と「TrueMoney Wallet」による決済の受付を開始しました。

電話での決済

電話で取引する場合でも、お客様はシームレスで安全な決済プロセスを利用できます。代理店との電話後に、RoojaiはSMSでお客様に決済用のリンクを送信します。このリンクをクリックすると、ウェブサイトで購入するのと同じ流れで、お客様を決済フォームに案内できます。

「クレジットカード番号とセキュリティコードは誰にも知られたくはありません。お客様は企業のシステムは信頼できても、個々の代理店にはリスクを感じてしまいます。また、クレジットカード情報を他者に共有することで、後々の詐欺被害のリスクも高まります」

この決済フローでは、お客様、代理店、そして企業を守ることができます。SMSで送信した決済リンクを利用することで、カード情報が代理店や企業に共有されることなく、決済システムを経由して処理されるため、企業はPCI DSSに準拠した状態で事業を行うことができます。

契約の更新

分割払いや契約更新時の支払い手続きもシンプルになります。支払期日の数日前に、RoojaiからメールまたはSMSでお客様にリマインダーが送信されます。そして、決済が成功（または失敗）すると、再びお客様に通知されるようになっています。

成功

Roojaiはテクノロジーを通して、手順を統一し、従来の紙ベースのプロセスを直感的なデジタル体験へと転換させました。お客様がどのチャネルから購入しても、全て同じようにシームレスで安全なサービスを利用することができます。

「OmiseのAPIとその統合の容易さは、当社にとって間違いなく大きな助けになりました。エンジニアリングチームも新しい決済方法を簡単に追加することができました。昨年は「PromptPay」、今年は2種類の電子ウォレット「Rabbit LINE Pay」と「TrueMoney Wallet」を追加しています。これにより、お客様の決済の選択肢が広がりました。様々な決済プロバイダーを経由する代わりに、Omiseだけに絞ることで、よりシンプルで、既存のプロセスを変えずに済んでいます。

トークン化も有益なテクノロジーの一つです。クレジットカード情報は当社のサーバーを経由せずにOmiseに保管されるので、より安全性を高めることができますし、契約を更新する際の継続的な支払いにも対応しやすくなります。

Omiseとの提携は、技術面、財務・運用面のすべてにおいて当社に大きなメリットをもたらしています。」