Omise は、東南アジアと日本において、加盟店、企業、金融機関にむけた最新かつ安全な決済プラットフォームを提供しています。この度Omise は、「アジアのデジタルコマースを強化する（英語表記：Powering digital commerce in Asia）」というミッションのもと、シティバンクの「Ready Credit」 と 「TrueMoney Wallet」の連携強化をサポートしました。

多くの業界・業種にホワイトラベルの決済ソリューションを提供するフィンテック企業Omise は、大手クレジットカード会社シティバンク・タイとの協力関係を進めて来ましたが、今回、シティバンクとTrueMoney との連携をサポートすることになりました。これにより、シティバンクの提供するキャッシュカード「Citi Ready Credit」を通して「TrueMoney Wallet」（Eウォレット）へチャージすることが可能となります。

これまでは、クレジットカードを登録して TrueMoney Walletのアカウントを利用し、銀行口座、または提携先のキオスクやコンビニからチャージする必要がありました。さらにCiti Ready Credit のカード会員は、ATMで現金を引き出すか、もしくは他の銀行口座に送金することしかできませんでした。しかし今回の連携により、タイ国内で60万人を超えるCiti Ready Credit カード会員は、Citi Ready Credit のキャッシュカードとTrueMoney Walletのアカウントを連携させることができるようになります。加えて、タイ国内でTrueMoney Walletが利用可能な、20万件を超えるオンラインショップや実店舗で利用できるようになりました。

Omise のビジネスパートナーシップ担当ディレクター、Peter Pornprayuth氏は、「当社は、シティバンクのような大手金融機関と、TrueMoney のようなEウォレット事業者との橋渡しを行うことを目的とし、双方にメリットのあるバリュー・プロポジション（価値の提案）を創出するよう努めています。決済に関する当社の専門知識を活用することで、Citi Ready Credit カード会員は、さらに便利にEウォレットを利用できますし、同時にタイのDX（デジタルトランスフォーメーション）を確実に加速させることができます。Omise は、タイと東南アジアにおける決済テクノロジー・エコシステムの改善と推進を支援する、革新的な方法を引き続き模索していきます。」 と述べています。

シティバンク・タイのクレジットカード・ローン部門のディレクターであるPratik Bhattacharjee氏は、「新型コロナウイルスの感染拡大により、人々の公衆衛生への意識が高まり、紙幣や硬貨の使用を控えるようになっていることから、シティバンクはタイ国内でキャッシュレスサービスをさらに推進する支援を行っています。モバイルバンキングや電子決済サービスを多くの人が利用するようになり、タッチ決済（コンタクトレス決済）に関する市場が大きく成長する可能性が見えてきました。今回のTrueMoney との提携は、電子決済やモバイルバンキングサービスによってキャッシュレスが主流となる、タイ経済の未来をサポートするものです。Ready Credit の会員は、デジタルウォレットがさらに普及していくにつれ、支払い方法が増えることになります。Ready Credit と連携したTrueMoney Walletは、日常生活で簡単に利用できるので、新しい電子決済の選択肢を広げる助けとなります」と述べています。

TrueMoney 社の戦略・事業革新および資産管理の責任者であるNutthawadee Sae-iah氏は、次のように述べています。「Omise とシティバンクとの協力により、1900万人のTrueMoney Wallet ユーザーは、Ready Credit を通じたプリペイド式のサービスが利用できるようになり、新しい形のライフスタイルを楽しむことができるようになります。」

タイはキャッシュレス社会へと移行しつつあります。近年、現金での支払いに代わって電子決済が増加し、クレジットカード、Eウォレット、QRコードなどの電子決済システムの導入が加速しています。今回の統合は、Citi Ready Credit 会員の利便性を高めるだけでなく、キャッシュレス社会に向けたタイ国内の進展を加速させるものです。