株式会社POPER
「学習塾業界のアナログ業務を効率化する」ことを掲げ学習塾向けの業務効率化サービス Comiruを提供するPOPERは、2017年10月に新機能を追加し塾の受講料をクレジットカードで支払うことを可能にしました(詳細はこちら)。
非効率的な学習塾業界をテクノロジーの力で刷新するPOPER代表取締役CEO栗原さんにクレジットカード決済機能の導入の経緯から決済システムを選んだ決め手までお話を伺ってきました。
学習塾業界を刷新する新たな打ち手
過去に自身で学習塾を運営した経験を持つ栗原さんは、紙ベースの非効率的な業務が多い学習塾の運営を効率化させることの必要性を痛感し、教師が本業である教育に力を注ぐために学習塾向けSaaS「Comiru」を創業しました。
栗原さんが学習塾の業務の中で発見した大きな課題の1つが「受講料の管理と回収」のコスト。
「学習塾は中小企業が大変多く存在するロングテールな業界です。受講料の支払いは口座振替が主流ですが、月謝袋を利用して現金で受講料を回収する学習塾も多く存在しています。生徒がお金を落としてしまって金額が合わなかったり受講料を滞納した家庭に対して回収のために訪問したりと、受講料の管理と回収には膨大なコストがかかっています。クレジットカード決済を利用すればこのような無駄を省けるはずだと考えていました。」
自身の経験からクレジットカードで支払いたいという保護者の潜在的な需要があると見込み、クレジットカード決済の機能をComiruに導入しました。
スタートアップが求めるのはエンジニアファーストな決済システム
創業以来急速な成長を遂げているPOPER。栗原さんが決済システムを選定する際に重視したのはスピード感でした。
「自分たちのようなスタートアップ企業に向いているのはエンジニアが開発しやすいシステムです。組み込みをスムーズに行えるデベロッパーファーストな決済システムを選びました。」
さらに、OmisePaymentのAPIを活用した連携を行い、学習塾業界に合わせたComiruのダッシュボード上で受講料を管理できる体制を整えていました。
Comiru申し込みの問い合わせが増加
クレジットカード決済の機能のローンチ後、わずか1ヶ月で約3割のユーザーがクレジットカード決済を選択。クレジットカードで月々の受講料を支払いたいという保護者の需要は確かなものでした。
さらに、学習塾業界にとどまらず、クレジットカード決済の機能を知った音楽スクールやスイミングスクールなどからもComiru導入に関する問い合わせが増加。
「クレジットカード決済機能だけでもいいから利用したい!という問い合わせが全体の2割程度を占めています。保護者にもスクール運営者にもメリットがあるクレジットカード決済は見込んでいた以上の需要を掘り起こすことができました。」
今後クレジットカード決済を学習塾業界にさらに広めていくPOPER。アナログな学習塾業界を刷新していくその姿から目が離せません。
Comiruのホームページはこちらからご覧いただけます。